相続放棄をする必要がある?

相談内容

「息子が税金の未納金や借金を残して亡くなりました。
 現在、私のところに、滞納している税金の催促状がずっと届いています。
 父である私には、とても支払うことが出来ません。
 申し訳ないですが、相続放棄をしたいと考えています。

 ただし、息子には、離婚した妻との間に子どもがいます。
 現在、離婚した妻や子供とは、音信不通の状態です。
 そのため、子どもが相続放棄をしたかどうかが分かりません。
 このような状況で、私は相続放棄をすることが出来るのでしょうか?」

結果

家庭裁判所に、『相続放棄の申述の有無の照会』という書類を提出し、相続放棄をしているかどうかをお調べしました。
その結果、亡き息子の子供さんは相続放棄をされていませんでした。
そのため、相続順位が第2位のお父さんは、相続放棄をする必要がないことが分かりました。

コメント

相続放棄をするには順番があります。
相続の順番と同じで、①子→②親→③兄弟姉妹の順番です。
①の子が相続放棄をしていない以上、②の親が相続放棄をすることは出来ません。
①の子が相続放棄をしていないということは、子が相続することになりますので、親には相続の順番は回ってきません。

先順位の相続人が相続放棄をしたかどうかは、普通に生活していては分かりません。
家庭裁判所から『先順位の相続人が相続放棄した旨』の通知が来るわけでもありません。
『先順位の相続人が相続放棄したか否か』を調べるには、家庭裁判所に照会する必要があります。
但し、その方法が非常に煩雑です。相続関係を調べ、関係性を証明するために戸籍等も集めなければなりません。

今回のケースでは、亡き息子の子供さんの姓が変わっていたため、きちんと照会をかけるのに非常に時間がかかりました。
照会の結果、亡き息子の子供さんが相続放棄していないことが判明しました。
不安な日々を過ごされていたお父さんも、ホッと一安心されていました。

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