自分は実家から出て遠く離れている。特に借金は無いが相続放棄できますか?
相談内容と結果
「自分は実家から遠く離れて、結婚し、今の家族と一緒に住んでいます。
仕事の関係もあるし、今後帰る見込みはありません。
実家には兄弟がいます。
親に借金はなかったのですが、相続の手続きには印鑑証明や戸籍などがたくさん必要で手続きが煩雑だと聞きました。
私は、親の財産は何も欲しくありません。
こんな時相続放棄が出来ますか?」
自分が相続するならいざ知らず、何もいらないと思っている場合、相続の手続きに協力するのは意外と面倒です。
ご依頼通り、相続放棄をすることが出来、煩雑な手続きから解放されることが出来ました。
コメント
実際、相続の手続きは煩雑で、たくさんの書類が必要です。
戸籍謄本や印鑑証明に始まり、不動産の名義書き換えの書類、各金融機関や証券会社などの所定の用紙などに署名押印がたくさん必要です。
また、頼む方の精神的負担も大きいものです。
こういった場合に、相続放棄をすることで、煩雑な手続きから解放されます。
変な話ですが、相続放棄するのに借金がなくても相続放棄できます。
相続放棄は、家庭裁判所で手続きを済ませればそれで済みます。
後は、その証明書と戸籍を渡せば大丈夫です。
印鑑証明や署名押印などは必要なくなります。
ただ1つ注意が必要です。
相続放棄は一旦放棄してしまうと、後で「やっぱりやめた」とは言えません。
(騙されていた場合などは別です)
後戻りが出来ない、という点は注意が必要です。