相談解決事例

Case

一人暮らしが不安になったので安心して生活できる施設に入りたいです。

事例

弊所で成年後見制度(保佐)を利用されている方の事案です。

ご本人(Aさん)は膝に慢性的な痛みがあるものの、思い入れのあるご自宅での生活を望まれ、介護サービスを利用しながらひとり暮らしをされていました。

ある日、Aさんは自宅で体調を崩し、ご自身で救急車を呼んで入院されました。幸い病状は軽く、退院の運びとなりましたが、「また一人で倒れたらどうしよう」と今後への強い不安を口にされました。これをきっかけに、ご本人の中でも気持ちに変化が生まれ、施設入所を前向きに検討したいとの意向が示されました。

 

結果

Aさんの思いを丁寧に聞き取り、ご希望に合った複数の施設を提案しました。その中で、バリアフリー環境が整い、医療・介護の連携体制が充実している施設を選ばれ、施設との調整や入所手続き、必要な福祉サービスの再設定などを包括的に支援しました。

Aさんはバリアフリーの施設に入所された事を機に車椅子で生活する事を選択されました。長年悩まれていた膝の痛みに起因する悩みからも解放され、24時間体制の施設で安心して生活をされています。

 

コメント

高齢化が進むなか、ご家族のいない方や身寄りの少ない方にとって、これからの暮らし方を考えることは、大きな不安や悩みにつながることもあります。介護サービスや施設の選択肢が増えている一方で、「どこで、どう暮らしていけば安心なのか」と一人で判断するのは簡単なことではありません。

弊所ではご本人の意向を尊重しながら施設入所に伴う福祉サービスの再構築や各種契約手続きなどの必要な支援を行い、関係機関と連携しながら円滑な生活環境の移行を支援しています。

 

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