相談解決事例

Case

重度障害による保険の請求をしました

事例

当職が後見人に就任した方の事例です。
本人さん(以下「Aさん」といいます)は指定難病に罹患し、判断能力の低下や発語ができなくなってしまったため、成年後見開始申立を行い、当職が成年後見人となりました。
就任後、Aさんの財産調査を行った際に、契約者、被保険者をAさんとする生命保険があることが判明しました。

結果

保険会社に確認し、重度障害を理由に保険金を請求し、保険金の支払いを受けました。

コメント

今回請求した生命保険には、保障内容として死亡の他に病気や事故による重度障害も含まれていました。

Aさんは指定難病に罹患し、障害の程度が重たかったため、当職から保険会社に問い合わせをしました。
保険会社にAさんの状態を説明したところ、保険請求は可能だが、保険が適用されるかは提出された書類によって判断されるとのことでした。
保険請求に必要な書類には医師の診断書があったため、Aさんの主治医に作成を依頼しました。
準備した必要書類を保険会社に提出したところ、保険が適用され、保険金が支払われました。
また、Aさんが加入していた他の保険(医療保険)でも、保障はそのままで保険の掛金の支払いを免除していただけました。
ただし、生命保険に関しては、死亡保険金と同じで、一度支払いが行われると、その保険については契約が終了となります。
このように、保険の保障内容によっては死亡以外でも保険金が支払われたり、掛金が免除になったりすることがあります。
そのため、生命保険や医療保険に加入していて、病気やけがで健康状態に変化があった場合には、保険会社に問い合わせてみることをオススメします。

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