相談解決事例

Case

株を持っていたかどうかを調べる方法はありますか?

事例

兄が亡くなりました。 長年、兄とは音信不通であったため、兄の遺産がどこに何があるかわからない状況です。 金融機関の通帳は出てきました。 株の運用なども好きだったのか、証券会社の資料なども家から出てきましたが、詳細がわかりません。 株を持っていたかどうかを調べる方法はありますか?

結果

証券保管振替機構(ほふり)に照会をかけ、被相続人が3社の証券会社に口座を持っていることが判明し、弊所にて相続のお手続きを行いました。

コメント

不動産については、各市区町村ごとに、名寄帳(所有不動産の明細を一覧で確認できる書類)を取得して、詳細が確認できるように、 有価証券についても、証券保管振替機構(ほふり)というところに、有価証券についての詳細について、照会をかけることができる制度があります。

ほふりへ、戸籍謄本や本人確認書類を送付し、手数料を支払うことによって、被相続人がどこの証券会社や信託銀行に 口座を持っていたのかがわかります。
照会結果が届くまで、約2週間程度かかります。
証券会社や信託銀行が判明したあとは、該当の証券会社や信託銀行に個別に照会をかけ、具体的な商品名や銘柄を特定していく作業になります。

ネットで、「ほふり 照会」と入力すると、ダウンロードできる書類がありますので、 気になる方は一度試してみてはいかがでしょうか。

また、どこの金融機関に口座があるかわからない場合、金融機関には、ほふりのような金融機関はありません。 梅谷事務所では、相続人から詳細なヒアリングを行った上、被相続人が利用していた金融機関等が判明しない場合は、被相続人の住所地や過去の住所地付近の金融機関に照会をかけ、被相続人の財産調査を行う場合がございます。

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