相談解決事例

Case

現在イベントの主催などをしている任意団体を、NPO法人化したいのですが。

事例

「現在任意団体においてイベントの主催などをしています。しかし、個人の活動やボランティアだけで事業をしていくには限界があるため、NPO法人化したいのですが。」

結果

兵庫県から認証を得て、無事NPO法人を設立することができました。

コメント

NPO法人は、営利を目的としない、社会貢献活動を行う民間の組織のことを言います。

 

まず、NPO法人を作るメリットとしては社会的信用があること、少額で設立可能なこと、税制面で優遇があることなどが挙げられ、デメリットは設立に時間がかかること、人員基準があること、毎年事業報告等が必要なことなどが挙げられます。

 

また、NPO法人となるための要件は様々あるのですが、中でも⑴社員が10人以上いること、⑵役員として理事3人以上、監事1人以上いること、という要件があるため、株式会社と違って1人で簡単に設立することができません。

 

ここで、NPO法人になるために必要な手続き等の流れは下記の通りとなります。

 

①所轄庁への認証申請→②縦覧→③審査→④認証の決定→⑤登記→⑥税務等の諸手続き

 

この中でも、①所轄庁の認証が最も重要になります。

 

認証を得るためには、設立の趣旨、2年分の事業計画・活動予算、定款、役員、社員などを決定し、書面を作成する必要があります。

 

準備した書類を所轄庁(兵庫県や神戸市など)へ持参すると、定款でも一字一句まで細かくチェックされるため、上記の書類をいかに形式・内容ともに正確に作るかが重要になります。

 

この認証がおりるまでで最低でも2か月以上を要し、その後登記などの手続きもあるため、最短でも設立完了まで約3か月はかかります。

 

今回のお客様は、もともと任意団体で多くの方とともにイベントなどをされていたため、社員や役員をすぐに集めることができ、スムーズに手続きを進めることができました。

 

ここで、法人形態は株式会社、合同会社、社団法人、財団法人など様々ありますが、自分が行いたい事業がどの法人形態が適しているかを考えることが重要です。

 

とりわけNPO法人は、同じ志を持った人々が集い、多くの市民の支援を得ながら、より良い社会を実現するために適した法人と言えます。

 

梅谷事務所では、法人設立を目指すお客様のサポートを所轄庁への申請から登記まで行うことが可能ですので、ぜひご相談ください。

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