相談解決事例

Case

相続の手続きをお願いしたいのですが

事例

先日、夫が亡くなりました。
夫が亡くなった後の手続きをしないといけないようですが、何から手をつけていいのか見当もつきません。また、息子が二人いるのですが、二人とも遠方に住んでおり、しかも仕事が忙しいので、中々相談にも乗ってもらえません。何をどうしたらいいのか、何を依頼できるのか、教えてもらえませんか?

結果

弊所にて、不動産の名義変更(相続登記)、預貯金の解約手続き、遺族年金の手続きを行いました。

コメント

依頼者(奥様)の方は、ご高齢で足が悪く、中々お一人で、外出されるのは、難しい状態でした。そこで、ご自宅にお伺いし、面談させていただきました。依頼者の方がご不明に思ってらっしゃる点を色々お伺いした結果、弊所では、以下の手続きをご提供できることが判明しました。

・不動産の名義変更
・預貯金の解約手続き
・遺族年金の手続き

また、依頼者の方ご自身でご対応いただく必要がある、以下のお手続きにつきましても、ご案内させていただきました。

・公共料金の支払先変更手続き
・国民健康保険の資格喪失手続き
・葬祭費の支給申請

不動産の名義変更手続きと預貯金の解約手続きにつきましては、以下の流れですすめさせていただきました。

①相続人調査
被相続人の出生からお亡くなりになられたまでの間のすべての戸籍及び相続人全員の戸籍の収集を行い、相続関係説明図の作成を行いました。

②相続財産調査
被相続人の方の相続財産調査を行いました。依頼者の方より、金融機関名をお伺いし、弊所より金融機関に対して照会を行い、「残高証明書」を取得いたしました。また、不動産につきましては、市の資産税課に対して、名寄の請求を行い、名寄の情報を基に、登記情報を取得し、どの不動産が相続財産であるのか、特定いたしました。

③財産目録の作成
金融機関から発行された「残高証明書」及び「登記情報」をもとに、財産目録を作成たしました。

④遺産分割協議書の作成
相続人の皆様に財産目録を送付し、誰がどの財産を相続するのかの話し合いをしていただきました。話し合いの結果、今回は、すべての財産を依頼者である奥様が取得することになりました。その内容にもとづいて、遺産分割協議書を作成し、相続人の皆様に署名捺印(ご実印)の上、印鑑証明書を取得いただきました。

⑤不動産の名義変更手続き
遺産分割協議書の内容をもとに、管轄の法務局に、相続登記の申請を行いました。

⑥預貯金解約手続き
今回、被相続人の預貯金は、2つの金融機関に残っておりましたので、順次解約の手続きを行いました。

⑦遺族年金の手続き
遺族年金の手続きにつきましては、弊所に在籍する社会保険労務士が手続きを行いました。

こういった流れを踏まえ、無事、依頼者の方に、相続財産を引き継がせていただくことができました。
このように、ご主人がお亡くなりになられた直後で、ただでさえ心落ち着かないうちに、様々なことをする必要がでてきます。また、すぐに対応しなければならないこと、少し落ち着いてからでも対応可能なものなど、色々ございますので、悩まれた場合は、ご相談ください。

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