相談解決事例

Case

私が住まなくなった後の自宅について相談したい。

事例

「5年前に夫に先立たれ、80代後半になり、私自身の終活を考えるようになりました。その中で、夫と建てた自宅を、誰か子供たちに住んでもらいたいと思ってるのですが、子供たちはそれぞれ独立している状態です。そこで、孫のうちの1人が受け継いでくれることになりました。しかし、疎遠になっている息子がいるため、出来れば今のうちに名義を替えておきたいです。」

結果

無事に、贈与によりお祖母様からお孫さんへ名義を替えることが出来ました。

コメント

「終活」とは、「人生の終わりのための活動」の略語であり、自分の生前及び死後の問題について取り組み、自分らしい人生の最後を迎えるための準備をしていくことです。

 

終活には様々な形があります。例として、遺言、生前贈与、生前整理、相続税対策、事業承継、葬儀などの死後事務、お墓の準備、尊厳死宣言などが挙げられます。

 

一般的に、誰かに不動産を遺される場合は、遺言による方法生前に行う方法が考えられます。

 

遺言による方法では、まず遺言を作成したあとに、自分の死後に不動産の名義を替えることになります。このとき、受取られる方と、場合によっては遺言執行者と一緒に、手続きをしていきます。

 

生前に行う方法では、無償の場合は「贈与」、有償の場合は「売買」により、受取られる方と一緒に、不動産の名義を替える手続きをしていきます。

 

それぞれの方法にメリットやデメリットがありますので、ご検討をしていただければと思います。

特に、贈与を選択される場合は、贈与税がかかる可能性もあるため注意が必要です。

 

今回は、疎遠になっている息子がいることと、近々、お祖母様が娘さんと一緒に暮らすことになり、お孫さんが交代でそこに入居することになったため、贈与によりお祖母様からお孫さんへ名義を替えることになり、無事に手続きを完了させることが出来ました。

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