相談解決事例

Case

亡き父の所有不動産の把握方法

事例

亡くなった父が市内のどこに不動産をもっていたかはっきりとわかりません。
どのように調べたらよろしいでしょうか。

結果

該当の住所地で名寄せをとり、お父様の所有している物件を確認しました。

コメント

相続登記手続きをすすめているお客様から連絡があり、
『(長女と長男から)遺産分割協議書に書いてある土地はどこにあるの?自宅の土地以外にも不動産があるの?と尋ねられたので、いただいた資料等を見せながら、説明しました。』とのご報告をいただきました。

被相続人のご自宅の土地は3筆に分かれており、その3筆の土地の上に建物がある状態でした。娘様と息子様は、自宅の土地が1筆の土地だと認識されていたようで、3筆に分かれていることをご存知でなかったそうで、遺産分割協議書を見てびっくりされたようです。

相続登記手続きをすすめていく上で、物件調査を行いますと、ご自宅が複数の土地の上に建っているケース、自宅の前面道路を近所の方と共有しているケース、山林があるケースなど、色々なケースが見受けられます。

物件調査をするうえで、名寄帳(市区町村が、固定資産税を課税するため作成している固定資産課税台帳を所有者別にまとめたもの)を取得することが、非常に重要となります。名寄帳を取得することによって、被相続人の非課税物件も含めた市内に所有する全物件を把握することができます。

市町村によりますが、毎年4月~5月は、納税者が自分の土地又は建物の価格を無料で確認できる期間が設けられている場合があります(縦覧期間)。
亡くなられた方名義の不動産がある場合、相続人であることを確認できる書類等を持参すれば、相続人でも確認可能です。
詳しくは、該当の市町村のHPをご覧ください。

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